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さようなら


愛車を廃車にすることを決めた。

5月に車検が切れる。

夏には家を出る。



5月23日、8年前TMGEのフリーライブに燃えた日と同じ日
最後のドライブに出た。

行き先は悩んだけど、よく通った場所への思い出巡り。

愛車と出かけた時期、過ごした人たち、環境で
初期~中期~後期とテーマ付けて
その時代によく聴いたBGMをかけながら。



明治通りを走り、ショートカットせずに渋谷まで行き246を右へ。
環八で左折。しばらく走り第三京浜に入る。
保土ヶ谷SAで一休みしたら横浜新道へ。
果てまで走ると一号線へ合流。
いつもこの道は混んでる。
Volksが見えたら右折。迷ってたら憶えたショートカット。
道なりに走ると467に合流。
それから数回曲がると懐かしい母校に着く。


土曜の学校でも人はけっこういるんだな。
ついでだからトイレを借りる。
ってか忍び込むに近い感覚。

一瞬八景島へ行こうと思ったけど鵠沼海岸へ。
夕方になっても人は多い。



夜の約束に遅れるから、
茅ヶ崎~平塚~厚木を経由して東名高速へ。
横浜町田の次で何となく下へ降りる。

246を走り続け、池尻で首都高に乗る。
途中、好きな建物 心のベスト10第1位の東京タワーが右に。



もうすぐゴールが近づく。

ホントを言うと降りたくない。

廃車になんてしたくない。

目の前が濡れて前が見えなくなってきた。



でも俺の愛車は、”セダンで一番車高が低い車”が売り文句。
5速マニュアルトランスミッション搭載。
最後だからこそ速く走らせなきゃいけない。

すっかり運転しなくなって技術が鈍った。
独学で憶えたヒール アンド トゥも繋ぎが甘い。


東池袋のインターで高速を降りる。
好きな建物 心のベスト10第2位のAMULAXが美しい。

今日通った道・行けなかったところ、
俺はまだ忘れてないよ。
いつか忘れるかもしれないけど
まだ憶えてる。



とうとう駐車場へ着く
10万kmまでもう少しだったな。

運転席で一人、卒業式。
最期のBGMはカーペンターズ「青春の輝き(I need to be in love」

ここでお別れだ。
これからは車の無い生活が始まる。
もうじき一人の暮らしが始まる。



だけど――

風吹きに遠出したくなったらどうすりゃいい?
初めてのデートはどうすりゃいい?


それでも胸に去来した感情は

「感謝」

だった。



この車があったから、
多くの人といろんな場所へ行けた。
どれもこれもすごく楽しかった。
そうじゃなくても感動的だった。

ありがとう、最高だ。




強く抱き合った仲間ともいつかは
離れていくかも知れないけど
二度とは戻らない時間を
笑って 歌って

ずっと忘れない いつまでもあの恋
なくさない 胸をたたく痛みを
汗かき 息はずませ走る
日々はまだ 今も 続く

忘れない 恋心
いつまでも 恋心



# by matty_the_kid | 2009-05-23 20:00

ツール・ド・千葉③



18時30分。
俺を乗せた電車は勝浦駅に到着。
途中の車窓を見て思ったのが、周囲に何も無い。
これ、かなり不安。。


自転車を組み上げ出発できたのは20時頃。
正直旅の疲れと暑さですでにしんどい。
この日は移動日っつーことにして、もう飯食って眠りたいから民宿に行ってみる。

だけどお盆でいっぱいだってさ。

かなり立派な観光ホテルが見えたから飛び込んでみるも満室。


『正直さー、こんな田舎に何しにみんな来てんの?』


と早くも心がやさぐれ、不満タラタラに北上開始。
とりあえず、今回の旅の目的地は千葉の最東部、銚子。

文句を言いながらも快調なペースでサーフィンのメッカ、御宿に到着。


さすが観光客が多い町、民宿もいっぱいあるぜと
アタックを開始するもことごとく満室。

どうしても許せなかった①
【空室あります】の看板が立ってるのに、
聞いてみるとお盆で満室のこと。

どうしても許せなかった②
ショボンとする俺を横目に花火や一気飲みに興じる大学生サークルの連中。
『俺だって昔はなー!!(怒)』



仕方なく御宿での宿泊はあきらめ、再び北上開始。
それでも御宿の星空はジェットだった。


途中山側と海岸線に分かれる分岐点に着く。
どうやら山側の方が近道のようだ。

しかし海岸線には必ずラブホがある。
これ大宇宙の法則。

宇宙の法則には逆らえないから、
海岸線を走り出す。

とにかく北へ北へ。
ここは九十九里浜。
九十九里浜は一説によると、砂浜なのに日本五大砂丘の一つに
数えられてるらしい。


小一時間走ると、あったよラブホの看板。
ご丁寧にラブホは場所を知らせるため、
灯台みたいな光を照らしてる。

初めて行くぜ、一人でラブホ。
ジャグジー入って、のんびりさ。って、



【NO VACANCY】





とにかく北上を続ける。
走れども宿泊施設は見えてこない。
すでに日付は火曜に変わってる。
野宿は嫌だ。
っつうか無理だ。

帰りたい。
帰れない。
ああ…



そこに一筋の光明。
仮眠施設のついたスーパー銭湯の看板が。

10㌔先?
でもそんなの関係ねぇ!
オッパッピーな速度で進む。
見つけたよ、

『太陽の里』



駐車場に自転車とめて受付に滑り込む。

「今日は宿泊者がたくさんいるので、寝るスペース無いかもしれませんよ。」
「大丈夫です、何とかなります!」

ようやく到着した眠れる場所。
すでに時刻は1時30分。
温泉もそこそこに、寝床を探す。

見つけた!

廊下のソファー↓↓



寒いから持ってるTシャツ全部被って、
廊下に置いてある綺麗なタオルも被って、
長距離移動と40㌔走った疲れを癒す。

明日の旅の無事を思いながら―――。

[つづく]

# by matty_the_kid | 2007-08-13 18:30

ツール・ド・千葉②


【Sunday ~準備~】

会社の先輩から、登山用の大容量リュックを借りる。

輸送のために輪行袋(後述)買って、
パンクに備えてタイヤチューブを買い、
汗まみれではストレスが多くパフォーマンスを低下させるため
ドライシャツを2枚とカーゴのハーフパンツを買う。
と、アスリートっぽいこと言ってみる。


荷物をリュックに詰め込み、翌日からの冒険に思いを馳せ
思春期の少年のようにドキドキしながら眠る。

さぁ、明日は午前中に千葉に乗り込むぜ!



【Monday ~出発~】

起きたら11時。
なんで俺はこんなに朝が弱いのか。

ここは一人旅だから時間の組み方は
すべて自分次第と言い聞かせ出発。

しかし東京駅へ向かう途中で早くもトラブル発生。
リュックがどうしようもなく重い。
正直10分漕ぐだけで嫌になる。
外はあちいし。

開始10分で引き返して旅を中止、と頭によぎる。
しかしここでリタイヤは一生の笑いものだ。
途中ルートを変更して御茶ノ水のスポーツ店に寄る。



こんなん買って難を逃れる。
重たい荷物は、すべてシートポストに取り付けたバッグの中に入れた。
それでもリュックの重さはストレスだ。


東京駅丸の内口にて、MTBをバラす。
自転車をバラして袋に入れ、
飛行機や電車で旅をすることを

『輪行(りんこう)』

というのだ。

後輪はギアがあるから外すのドキドキだったけど
本で予習とイメトレして来たからすぐできた。


みどりの窓口にて、東京と南房総を繋ぐ電車、
”特急わかしお” の切符買いに行ったら2時間電車は無いとさ。

寝坊したせいだ。。。


煙草吸いたいのに千代田区は路上喫煙禁止。
しょうがないからホームまで荷物担いで行くかと決心。


しかしホームが遠い遠い。
ディズニーランドへ行くときの乗り換え線、
京葉線のホームじゃねぇか。
ただでさえ重たいリュックに加えて
18.5kgの重量のMTB抱えて800m歩けるほど俺は元気じゃない。

途中何度も何度も息をついて
何とかホームにたどりつく。

そしてこの時感じた重さ、というのが
後に訪れる俺とMTBとの別れの最大の原因となるのだ。



ホームのベンチでひたすら息を殺し一時間、
待ちに待った特急わかしお号が線路に滑り込む。

車中、房総半島特集の”るるぶ”を読みながら
初めての一人旅に胸を高鳴らせる。

これから起こる数々の苦行など知りもしないで―――。

[つづく]


# by matty_the_kid | 2007-08-13 13:00

ツール・ド・千葉①


虜になったMTB。

本体は通販で27,000円で買ったんだけど、
ハンドル換えて、ステム(ボディとハンドルを繋ぐパーツ)換えて、
サドルもペダルも換えて、距離と速度がわかるサイクルコンピューター買って、
その他メンテナンスパーツたくさん買って、
使うたび気に入らなくて買い換えてたらメッセンジャーバッグが3つになって、
自転車雑誌は月に3冊は買ってるほど。
費やした金はいかほどか。

しかし、趣味にかける金はまったく惜しいと思わない。


サイクリストとして自信を付けた勢いそのままに、
夏休みを使って自転車一人旅に出る。
行き先は千葉。

そこに理由なんて無い。
ただ、風を求めて―――。

# by matty_the_kid | 2007-08-12 10:00

風になりたい





MTBをまた買った。

今度は本気ではまりそうだ。

週末には街に川に大活躍だ。

夏はこれで遠出をしよう。

気持ちの向くままに、風になるんだ。

なんてこれから起こる苦行をこの時はまだ知らない。



火照った汗ばむ体を

風が冷やしてくれる気持ち良さを知ると

不思議と、車の運転への興味が無くなった。

そう、こんな気持ち。


「あんなに好きだった 君なのに」

# by matty_the_kid | 2007-06-09 10:00

桜になりたい


俺の住む、”山手線のスラム街”大塚は飲み屋と風俗の街。
いつか子供ができて、この街で育てろって言われたら。
それはそれで何とかなるんじゃない。





酒の臭いと栗の花の香りが
入り混じってむせ返すようなこの街にも
大輪の桜が見られる。

桜が咲くことを喜ばない人なんていないんじゃない?
肉親が桜の木で首吊った、とか虎馬がある一部の人を除いて。。





仕事帰りに桜の大輪が見たくて遠回り。
木は背が高く、完全に首を傾け徐行オーライ。
オーライオーライ。
ほんとに俺はオーライか。

わかっていたけど、桜は風俗街に咲いている。
やっぱ大塚。
代々木に戻りたい。

# by matty_the_kid | 2007-04-01 20:30

なみだくんアリーヴェ・デルチ


誰だってこんな諺知ってるだろう。

『涙の数だけ強くなれるよ』






年度末恒例の 退職による別れ

もらい泣きどころか  号 泣 






これだけ人のために泣いたら泣かれたら



それは確実に人生の名場面だった

# by matty_the_kid | 2007-03-23 21:30

3週毎のシザーズ・リーグ


一本で結ぶ(通称江口結び)ことを目標に
半年間髪を伸ばしてたけど、飽きた。

切った。

ら切りすぎた。










なぜだ。


いくつになっても同じ過ちを繰り返す。



なぜだ!










評判は悪くない。
でも俺が俺に対する評判は良くない。

人が是と言っても、
俺が否なら否だ。










ホントに効くのか、それとも気休めで終わるのか。
まったくもってわからないけど、髪が早く伸びるってやつ買ってみた。



# by matty_the_kid | 2007-03-19 01:10

弟に捧げるシルバー聖衣(クロス)


今月弟が高校を卒業するってさ。
ma、弟言っても従兄弟だけどね。





弟が中学入ったとき、そいつは頭が悪くて悪くて
まだ大学一年の俺が家庭教師のバイトをさせてもらった。

本当の兄貴がいるけど、兄弟じゃ真面目に聞かないってね。





そんときに稼がせてもらったのが、たしか3万円くらい。

『自分より上の人に何かしてもらったとき、
恩は自分より下に返せ。
それが廻り回って世の中はできていくのさ。』

何で読んだんだっけか忘れちまったけど、
その言葉通り、下に恩を返します。






卒業祝いに買ってやったんは、
クロムハーツのクロスモチーフのペンダントトップ。

高校出たばっかの男には
泡吹いて喜ぶこと間違いないセレクトでしょ。



# by matty_the_kid | 2007-03-18 16:00

金曜日のライオン



三越のライオンに、誰にも見られず跨って写真を撮ると
幸せになれるんだって。



大昔に見た笑っていいとも。
視聴者から新宿三越のライオンに跨る写真が寄せられた。
もちろん周りには人影は無い。

それを見た関根勤。
『この写真を撮った人に、あなたは見られてるじゃない。』



幸せなんて、探したって何処にも無い。
て程ではないけど、そんなくだらないまじないしてる人に
幸せは無いってことかな。

俺は繁華街の夜中に、人がいないタイミングを仲間と狙ってる瞬間は
確かに幸せだと思うけどね。



# by matty_the_kid | 2007-03-04 23:58

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